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2019秋、九州北部の行き当たりばったり車中泊の旅2

サービスエリア壇ノ浦で目を覚まして、すぐに天気予報を確認。

やはり土曜日の今日は山間は不安定な天気のようで、今日は前から行きたかった施設周りの旅へ

だけど、今回は夜中に思いついて車を走らせた行き当たりばったり。朝ご飯の用意がないので、途中にセブンイレブンで朝食購入

博多明太子だから地元メシ?(笑)

まず向かったのが、福岡市にある鴻臚館展示館(入館料無料、駐車場150円/時間)

ここは福岡城の敷地内にあるんですが、出来た年代は鴻臚館のほうがかなり古い。

奈良時代から、大陸からの施設の接待場所として九州の政庁だった太宰府直轄の施設跡

大陸からお客が来たらココでおもてなしをして奈良の朝廷にこんな奴来たけど、奈良に行ってもらってもいいかな?なんてことを確認する間の滞在場所的な感じらしかった。外国のお客のための施設でからそれなりに国の威信をかけた立派な施設だったんじゃないかな

↑これが施設の復元模型と発掘現場の保存展示施設

同じ敷地内に福岡城があり、この場所が昔からの要害だったんだということでしょうね。黒田如水・長政が福岡を治める場所として選んだのが、その千年前に大和朝廷の外交の最先端だった場所だったという面白さ。

福岡城は天守を使ったけど黒田長政が徳川家に遠慮してすぐに取り壊したとか。

江戸時代初期は有力外様大名の取り潰しが続いたから、五十万石の黒田家も取り潰しの口実を幕府に与えないため、必死の努力をしたんでしょうね。その甲斐あって幕末まで家禄を維持しましたから。

だけど、明治に入って廃藩置県前に藩が詐欺行為をしたのが明治政府にバレて、知藩事を解任という他に例を見ない結末を迎えたとか。

その辺りの内容は、次に行った福岡市立博物館(入館料200円、学割150円駐車場無料)でのお勉強で。

見事に左右対象のシンメトリーな建物

内部もシンメトリー。

ココには教科書に乗ってて誰もが知る

漢の倭の奴の国王の金印が展示してあります。

福岡市の志賀島で江戸時代に見つかったもの。志賀島の金印が見つかった場所も今は公園になってて数年前に行ったことがあるんですよ。

この博物館は福岡の歴史を石器時代から博多津としての発達、元寇、戦国、江戸時代、明治から戦時中、戦後の復興と映像をふんだんに使ってわかりやすく解説してありました。

とてもよい博物館でしたよ。この博物館気がついたら三時間ほど居ました。

 

博物館とかは県や市によって展示レベルも雲泥の差があるし、入館料も様々。クソみたいな展示しかないのに高額な場合や、ものすごく充実した展示なのに賽銭程度の入館料のところとか。

九州はほとんどの県で素晴らしい博物館を作っていると思う。熊本の安藤忠雄が設計した某考古学施設は例外だったけど

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