スポンサーリンク

当たり前だと思っていたことが実は間違いと。歴史は面白い

今日から3連休、だけど天気予報では台風の影響で三日間とも雨という予報に☂️

昨夜から降り始めてた雨も今朝は止んでいたんだけど、予報は雨だったんで山に行くのはあきらめて、

今日は車で2時間かけて福山市へ

福山の広島県立歴史博物館で”武士の日本史”と題しての講演があるので来てみました。

講師は神戸大学の名誉教授の先生。

なかなか面白いお話が聞けてよかったです。

ちょっと話の内容を紹介すると、江戸時代の吉宗の時代くらいまでは、武士だけでなく町人や百姓も二本差しで刀を下げていたそうです。

が、庶民の刀の帯刀を幕府が禁止して刀は帯刀できなくなったけど、脇差は禁止されなかったので、脇差に関しては幕末まで庶民もぶら下げていたとか。

脇差とは短いイメージだけど長脇差は刃渡り二尺、60cm程度あり、そこそこ長いんですよね。

江戸時代に書かれた絵では、庶民のほとんどが、脇差を腰からぶら下げてる絵が描かれているらしいですよ。だけど庶民がぶら下げている長脇差は実用的に使えるものではなくファッション的なものだったそうです。

今の時代劇を見ると庶民が脇差をぶら下げてないけど、それは史実的には適切でないらしいですよ。

現在は日本刀ブームらしいけど、刀を扱っているお店で江戸時代の刀として扱っている刀のかなりの数が、実は町人や百姓がファッションで身につけていた長脇差らしいですよ。だけど町人の持っていたものだと言えば値打ちが下がるので、そこはオブラートにして流通されてるとか(笑)

帯刀が完全に禁止される明治の廃刀令まで、庶民も長脇差を腰にぶら下げていたと聞いて、江戸時代のイメージが一気に変わりました。

時代劇での映像はかなり間違いだらけのようですよ。

合戰の映像で馬上で刀を振って闘うというのもほとんどなかったらしいですし。普通の刀だと馬上からだと相手に届かないと。一時期は1m以上ある刀で馬上戦闘がなされたけど、そんな長い刀だと刀に振り回され、空振りしたら自分が落馬してしまうとか(笑)

実際の戦闘は馬からは弓矢か槍、接近戦は馬から降りて闘うのが当たり前だとか。

言われてみれば、確かにそのとうりですよね

今日は、歴史博物館に隣接する福山城で、水野氏入府400年のイベントだったらしく、出店がたくさん出てました。

が、雨予報のせいか、お客はまばら。

こんな寂しいイベントって初めて見たよ(笑)

舞台もあり、近郊市町村のゆるキャラが出てましたよ

福山城前では大名行列のイベントが。だけど、お客よりも大名行列の参加者の方が多いし。

こんな寂しいイベントになったのは台風のせいなのかな?

コメント