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古い体質にしがみつかなければ生きていけない人々

金曜の今日は雨予報だったんだけど、フルフル詐欺のようで朝方にチビチビと降ってた程度だけのようで、コリャーお山に行かねばと。

というか、オーディブルで本を読むのは山に登りながらというルールが私の中でできていて、今読みかけの池井戸潤の”鉄の骨”が佳境になってて続きが気になってたんで、どうしても山で続きを聞きたくなったんだよね。これはゼネコンと政治家の官製談合の話を中堅ゼネコンの若手社員の目線で書かれた本なんだけど、なかなか面白かった。

私もゼネコンの見積もりの手伝いを一度だけしたことあるけど、ゼネコンの見積もりのやり方って、下請けに丸投げで金を出させてそれに自分とこの利益率を上乗せしてというヤツで、どんぶり勘定というか天井睨みという部分が多かったよなぁ。技術は下請け任せで必要な工法を持ってる業者に声をかけるだけで、どのゼネコンが落としても現場で働く人は同じ会社になるってことも。カネが合わなければ下請けを泣かせるという感じで、絶対に自分とかでは泣かないんだよね。てか、工事代金に交際費とかも入れてたりとかしてたし、、、、本の中では公共工事の談合を仕切るフィクサーがいて、談合から決別しようとしても業界の体質で談合しないと生きられない会社が泣きついてきたりと、、そういう会社にかぎって初対面の人間でも見下したりする最低のタイプで描かれてたりと。

オリンピックで逮捕者がたくさん出たけど、たぶん同じような体質だったんだろうなぁ。そして政治家が逮捕されてないけど、あれだけのことをして政治家が絡んでないはずがないけど、検察が証拠をあげ切れなかったんじゃないのかな?

古き時代が終わりにできずに、その体質を引きずってるから、バブル以降の失われた30年とかいう事になり、貧しい国になってきてるんだろうなぁ。岸田さんはアフリカ旅行で金ばら撒いてるけど、金ばら撒けば日本の立場が確保できるという古い時代のままだけど、、

そんなことを思いながらの今日の山遊びは雨がチラチラしてても山遊びをしようという私のようなお馬鹿さんもかなりいるようで、そこそこな人とすれ違ったよ。

明日は一日中が雨のようだから今日のウチに山遊びしたい人が多かったんだろうね。

 

 

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