今日は、昔勤めていた会社に遊びに行ってきました。
昔、そう、私が大学を中退した19歳の時に就職情報誌をみて、たまたま見つけて、なんとなくで決めた会社です。
そこが測量設計会社でした。その会社で10年勉強させていただいて、独立したのです。
特に仕事に興味あったとかでなく、なんとなくで、働き始めた仕事でしたが、その業界で20年以上も働くことになるとは。。。
人の人生なんて、他愛のないことで決まってしまいますね。
いまだにその会社の社長夫妻とは仲良くさせていただいています。
が、創業45年。今年で会社を閉めるそうです。
若い社員は長年の建設不景気のあいだに、見切りをつけてやめていき、残っているのは、創業2年以内に集まったメンバー(社長が独立前に勤めていた会社で共に働いていた人たち)がほとんどです。
残っている社員の10人のうち9人が年金をもらっているという会社。
私も数年前に、会社に帰ってきて社長を継いでほしいとの話もいただきましたが、お断りした経緯があります。
自分を育てていただいた会社がなくなるのは忍びないですが、寄る年波には勝てないようですね。
会社の清算には社長個人の資産で穴埋めをしなければならなく、ほとんど何も残らないようです。
中小企業の社長とは、ホントに大変なんですよ。
労働者でないから、法的支援はほとんどありません。
セーフティーネットがないんですよ。
経営が上を向いているときは良いですが、下を向きだすと、あとは耐えるのみ。
マジに経営者は孤独ですからね。
私の知り合いでも、中小企業の経営者で自殺された方が何人かいます。
会社を辞めたくても借金が返せないから自転車操業を続けるしかないという、悲惨な状況に陥ってる会社も多い。
セミリタイアを決め込んでる私からしたら、申し訳ない気がします。
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